Daemon

デーモンは、ワークフローを定期的に実行するサービスです。シナリオと同様に、ワークフローエディタで自由に定義してすぐに動作させることができます。シナリオとは異なり、トランザクションサービスとは連携しません。トランザクション処理を定期的に動作させたい場合は、デーモンからシナリオやATOMを呼び出すことで実現できます。

デーモンが保有する属性

  • name: デーモンの名前を指定します。ユニークである必要があります。

  • category: デーモンのカテゴリを指定します。カテゴリはデーモンを分類するためのラベルですが、カテゴリと同一名称のConfigサービスを定義している場合、デーモンが呼び出されたときに自動的にデーモンの名前空間にインポートされます。詳細については、Docs » 名前空間 » リファレンス » Daemonにおけるプログラミングの章を参照してください

  • execute count: デーモンを繰返し実行する回数を指定します。デフォルトは-1が設定され、デーモンが活性状態の間、定期間隔で無限に実行されます。

  • interval: デーモンを実行する間隔を指定します。デフォルトは60秒です。ここで指定した間隔は、デーモンの実行完了後からカウントダウンされます。

  • status: デーモンのステータスを指定します。activeを指定すると、デーモンは定期的に実行されます。inactiveを指定すると、定期的な実行を停止します。

  • global_variables: グローバル変数を指定します。デーモンでは複数のコマンドを配置できますが、コマンド間で使用される変数はここで宣言する必要があります。グローバル変数定義のセットを他のシナリオまたはデーモンと共有する場合は、VariableGroupサービスを使用できます。

コマンドの動作と記述方法は、シナリオと同じです。コマンドの詳細とフロー制御については、Docs » Scenario » シナリオを参考にしてください。

Note

デーモンは、マスターノードのマスタープロセスでのみ稼働します。従ってクラスタ環境で競合動作することはありません。